~基本的すぎてあまり紹介されない、ちょっと便利なTips紹介~
『Houdiniかんたんレシピ』は、Houdiniを使っていく上で、基本的なことですが基本すぎてチュートリアル等で紹介されないような、ちょっとしたTipsや、ニッチな機能を紹介していくシリーズです。
今回は第一回目として、 Tool Options について紹介します。
Houdiniで基本オブジェクトのBoxやSphere、Curve等を作成したい場合、シェルフやView上でTabキーを使用しますが、Viewペーンの右上にあるTool Optionsボタンで、その作成時にオブジェクトをどこの階層に作るのかの設定をすることが出来ます。
こちらのメニューでは、Create at Object Level と Create in Contextを切り替えることが出来ます。それぞれの階層でオブジェクトを作成した時の挙動が異なります。
- /objレベルでオブジェクトを作成する場合
どちらの設定でも、/objレベルに新しいオブジェクトが作られて、その中に新しいSopノードが作られます。
- 各オブジェクトの中のSopレベルでオブジェクトを作成する場合
Create at Object Levelの場合、/objレベルに新しいオブジェクトが作られその中に新しくSopノードが作られます。
Create in Contextの場合、そのオブジェクトの中のSopレベルに新しいSopノードが作られます。
こちらの機能につきまして、紹介動画を作成致しましたので、ぜひご覧ください。
Houdiniで作業をしていく場合、一つのオブジェクトの中でノードネットワークを作っていく作業が基本になるので、Create in Contextを基本にした方が効率がいいと思います。
PreferenceのObject and Geometry タブのDefault Contrxt Creation メニューで初期設定をどちらにするかを設定できますので、Create in Contextをデフォルトにすることをお勧めします。