カテゴリー別アーカイブ: SOP

Houdini Python Viewer State イベントハンドラーの基本とマウスイベントを扱う手順

本記事は、Houdini Apprentice AdventCalendar 2022 15日目の記事になります。

Houdiniでは、Python Viewer Stateを使用してインタラクティブなツールを作成することできます。HDAにPython Viewer Stateを登録すると、ビューポート上での操作によってパラメータを操作したり、独自のHUDを作成したりする事ができ、より便利なHDAの作成が可能になります。また、特定のノードに紐付けずにHoudini自体にPython Viewer Stateを登録することもできます。

今回の記事では、Python Viewer Stateにおいて最も重要な、ライフサイクルイベントハンドラーとUIイベントハンドラーについてご紹介し、マウスなどのデバイスからの入力に応じて処理を行う手順を解説していきます。

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任意の形状の表面上を動くポイントのノーマル操作

今回の記事では、任意の形状のモデル上を移動するポイントに対して、モデルの持つノーマルをコピーする方法をご紹介します。

※本記事ではHoudini 18.5.563を使用しています。

この記事で作成したhipファイルはこちらよりダウンロード可能ですので、ご確認いただけたらと思います。

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Houdini18.5 新規SOPノード

2020年10月20日、SideFX社よりHoudini18.5がリリースされました。

こちらの記事では、Houdini18.5から「新たに追加されたSOPノード」を画像と合わせてご紹介します。
また、その他にもHoudini18.0で「バックポートとして実装されたノード」やHoudini18.5で「改良されたノード」とHoudini18.5から「非推奨になったノード」も併せて記載しています。

下画像は、Houdini18.5で新たに追加されたSOPノードの一覧です。新たに、84個のSOPノードが追加されました(※Houdini18.5.351 時点)。

また、Houdini18.5からネットワークエディタのTabメニューに「KineFX」の項目が追加されました。


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Houdini18 新規/改良ノード 目次

こちらの記事は、Houdini18.0で追加・変更が行われたSOPノードを説明した目次です。
Houdini18.0で追加・変更されたノードの記事へのアクセスは、本記事(トップページ)または、Houdini情報日本語ブログ左横の[Houdini18 SOP]からご覧いただけます。

Houdini18.0にアップデートされた際に多くのノードに追加・変更が行われました。 今回は、その中でSOPノードについてご紹介します。各ノードまたはノード画像をクリックすることで、記事を参照することができます。

下画像は、Houdini 18.0 で追加・改良が行われた26個のノードと、便利な機能として「Visualize SOP」を加えた27個のノードの一覧です。
ノードは、それぞれ「Attribute」「Edge」「Group」「Polygon」「Manipulator」「Utility」「Terrain」に区分しています。

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Houdini 18 SOP No.27 “Visualize SOP”

~“Visualize SOP”~

今回は追加として、可視化に有効なVisualize SOPの解説を行います。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.460を使用しています。

今回はVisualize SOPについて説明していきます。

 

Visualize SOP

このノードは通常では、可視化されていないアトリビュートなどを可視化することが可能なノードとなります。
このノードは、法線方向やPのベクトル方向等を可視化することが可能です。ジオメトリの法線を視覚的に確認しながらの調整などに役立ちます。

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Houdini 18 SOP No.26 “Switch-if SOP”

~“Switch-if SOP”~

前回に引き続きHoudini18.0にて新規に追加されたSOPノードの解説を行います。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.460を使用しています。

今回はSwitch-if SOPについて説明していきます。

 

Switch-if SOP

このノードは、Houdini 18.0にアップデートされた際に新しく追加されたノードとなります。
このノードの機能では、エクスプレッションまたは入力されたジオメトリをテストし、出力を第一入力と第二入力で切り替えることができます。

このノードは、Switch SOPと似た機能を持っています。Switch SOPは、入力に2つ以上の接続が可能であり、入力されたものをパラメータによって切り替えることができます。しかし、このSwitch-if SOPには入力が2つしかありませんが、ある程度細かく条件を設定した切り替えを行うことができます。

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Houdini 18 SOP No.25 “Cross Section Surface SOP”

~“Cross Section Surface SOP”~

前回に引き続きHoudini18.0のSOPノードの解説を行います。
今回のノードは新しく追加されたものではなく、機能が追加されたノードになります。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.460を使用しています。

今回はCross Section Surface SOPについて説明していきます。

 

Cross Section Surface SOP

このノードは、Houdini 18.0にアップデートされた際に新しく追加されたノードとなります。
このノードの機能は、複数の断面を通過するグリッド、チューブ、ドーナツ形状のトポロジーを持ったサーフェスを作成するものです。 
この機能は、「Sweep SOP」ノードの第二入力のみを利用した物と同じ機能になります。そのため、「Sweep SOP」と同様の機能・設定項目があります。

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Houdini 18 SOP No.24 “Sweep:2.0 SOP”

~“Sweep:2.0 SOP”~

前回に引き続きHoudini18.0のSOPノードの解説を行います。
今回のノードは新しく追加されたものではなく、機能が追加されたノードになります。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.460を使用しています。

今回はSweep:2.0 SOPについて説明していきます。

 

Sweep:2.0 SOP

このノードは、Houdini 18.0にアップデートされた際に非常に大きな機能変更がありました。
非常に大きい変更点として入力するスウィープを行うための元の形となるジオメトリ(以降は断面ジオメトリとする)を必要とせずに、カーブのみで円や四角といったような形状を押し出すことが可能になり、ノード内でUVを扱うことができるようになりました。
また、従来のHoudini 17.5までのSweep SOPと入力が変わっていたりと多くの変更が加えられました。

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Houdini 18 SOP No.23 “Revolve:2.0 SOP”

~“Revolve:2.0 SOP”~

前回に引き続きHoudini18.0のSOPノードの解説を行います。
今回のノードは新しく追加されたものではなく、機能が追加されたノードになります。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.416を使用しています。

今回はRevolve:2.0 SOPについて説明していきます。

 

Revolve:2.0 SOP

このノードは、Houdini 18.0でアップデートされた際に機能変更がありました。主な変更はUV関係の変更になります。
Houdini17.5 ではこのノード内でUVを扱うことはできませんでしたが、Houdini18.0ではこのノード内でUVを調整することができるようになりました。
さらに 、従来のRevolve SOPに加えて、ポイントのみの表示などの設定が可能となりました。

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Houdini 18 SOP No.22 “Remesh:2.0 SOP”

~“Remesh:2.0 SOP”~

前回に引き続きHoudini18.0のSOPノードの解説を行います。
今回のノードは新しく追加されたものではなく、機能が追加されたノードになります。
前回の記事をご覧になられていない方はこちらからご覧ください。

※本記事ではHoudini 18.0.416を使用しています。

今回はRemesh:2.0 SOPについて説明していきます。

 

Remesh:2.0 SOP

このノードは、Houdini 18.0にアップデートされた際に機能変更がありました。
変更があるといっても基本的に使い方等は変わりません.
このノードの機能は、入力されたジオメトリを三角形のポリゴンを用いて変換するものとなります.
基本的な使い方は非常に簡単で準備したジオメトリに対してRemesh SOPを接続するだけです。

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