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~基本的すぎてあまり紹介されない、ちょっと便利なTips紹介~
『Houdiniかんたんレシピ』は、Houdiniを使っていく上で、基本的なことですが、基本すぎてチュートリアル等で紹介されないような、ちょっとしたTipsやニッチな機能を紹介していくシリーズです。
今回は便利なスタンドアローンツールについてです。
Houdiniをインストールすると、併せて多数のスタンドアローンツールがインストールされます。
それらは基本的にコマンドラインツールから使用するもののため、特にWindows版ではなかなか目に留まらないのですが、ちょっとしたときに便利なツールがありますので、こちらでいくつかご紹介致します。
※スタンドアローンツールは$HFS/binの中にあります。「$HFS」はHoudiniをインストールした場所になります。
コマンドラインツールはスタートメニューのSideEffectsの中にあります。ここから立ち上げると、Houdini関連のフォルダにパスが通った状態でコマンドプロンプトを立ち上げることができるので便利です。
mplay
houdiniのイメージビューアーです。
Mantraでレンダリングする時に表示したりフリップブックを表示したりするもので、Houdini上からも呼び出せます。ビューアーとしても便利に使えるので、イメージファイルの関連付けをmplayに設定しておくとダブルクリックでイメージを開くことができます。
icp
iconvert
イメージファイルのフォーマットの変換ができます。icpの方がいろいろ細かく指定して変換することができます。
Ex) icp image.tif image.rat >> tiffイメージをHoudiniのテクスチャフォーマットの.ratに変換します。
以下の画像はicpのヘルプです。
iinfo
イメージファイルの情報を表示することができます。
解像度や色深度等を調べることができます。
あるイメージファイルの情報です。
EXRのレイヤーの情報等が表示されています。
isixpack
Crossのキュービックマップや、6枚の上、下、左、右、正面、背面の正方形のイメージからcubic.ratファイルに変換します。cubic.ratは、6面の正方形をそれぞれ連番のような形で1つのratファイルにまとめるフォーマットです。
mplayで開くとそれぞれの面を確認することができます。
以下の画像はisixpackのヘルプです。
gplay
モデルを表示するのに特化したビューアーです。
モデルをHoudiniのViewportと同じようなビューアーで表示できます。ただし、行えるのは表示のみで、モデルの修正はできません。
ginfo
モデルの情報を表示することができます。
あるモデルファイルの情報です。Point数やアトリビュート、グループといったNode Infoと同じモデルの情報を見ることができます。
hcpio
hipファイルの展開・圧縮ができます。Houdiniのツリー構造がそのままフォルダ構成に展開されます。すべて、Hscriptのテキストファイルになっているのでテキストエディタで修正することができます。
Houdini上では参照できない、EditSOPのPoint移動のデータも参照することができます。
とあるhipファイルを展開したものです。
とあるGeometryのgrid_objectの中身です。
とあるEditSOPのPoint移動データです。
このように基本的にテキスト形式で展開されるので、hipの中身を直接編集することができます。
hconfig
環境変数をリストアップして表示します。
hconfig -Hで全てのHoudiniで使用できる環境変数をリストアップすることができます。以下の画像はその一部です。
この他にもいろいろなスタンドアローンツールがあります。
マニュアル等を参照して、いろいろ使ってみてはいかがでしょうか?