Houdini18.5は、2020年10月20日(火)にSideFX社よりリリースされました。
Houdini 18.5では、モーション編集とリターゲティングをより簡単かつ柔軟にするために設計されたプロシージャルキャラクターソリューションであるKineFX、Vellumクロス、ワイヤ、ソフトボディ用のインタラクティブなブラシツール、PyroFX高速シミュレーションのためのミニマルソルバ、さらにSolarisにスナップショットギャラリーなどの主要な機能強化が搭載されました。
こちらの記事では、Houdini18.5の新機能と変更点にご紹介します。
また、新機能「Kine FX」については、以下で詳細を記載しています。併せてご覧ください。
■ Houdini18.5 KineFX について ■
ここからは、Houdini18.5の主な機能についてご紹介します。
インタラクティブなPyro FX
新しいOpenCL 最小計算モードによるPyro Solver SOPのインタラクティブ/リアルタイムシミュレーションパフォーマンスが得られます。
Vellumブラシ
物理を強化したワイヤーおよびクロスモデリング向けVellumブラシツールと、VDBコリジョンとの迅速かつインタラクティブなパフォーマンスを実現する最小Vellumソルバ
Solarisスナップショットレンダーギャラリー
スナップショットの保存や比較が可能で、LOPネットワークをサムネイル生成時の状態に戻せます。
Karmaの機能強化
レンダリング画像をIPR 同様に、Mplayにプログレッシブに転送する機能、AOV 対応、中断されたレンダリング処理のチェックポイントおよび再開機能、デノイザのサポートが大幅に強化されました(サードパーティ製デノイザのみ)。
モーションリターゲット
モーションをプロシージャルに作成、編集できる包括的なツールセットです。ツールは、多くのリターゲットワークフローをサポートするように設計されています。
モデリング/ジオメトリ
標準メッシュを高密度スキャンまたはスカルプトメッシュにマップを可能にする Topo Transfer SOP、パスに沿ってジオメトリを変形するPath Deform SOP、インスタンスワークフローをサポートする強力なScatter SOPおよびAlign SOPが追加、改良されました。
ビューポート
通常およびLOPビューポートで、均一の霧、ボリュメトリック/不均一の霧、被写界深度をサポートしました。