H16 新機能 – ネットワークエディタ


こんにちは篠島です。H16のリリースの21日まであと僅かとなりました。そこでHoudini16での新機能の幾つかに注目してみたいと思います。今回は主にネットワークエディタの変更について説明します。

 

 

ノードのシェイプ

まず一番最初に気がつくのがノードの形の変化でしょう。ノードの形で遠くからでも直ぐに何のノードか分かるようにする為だと思いますが、ひょっとしたら見にくいかもしれません。特にNullはかなり個性的な形をしています。Display Flagはどこだ? と最初は戸惑うかもしれません。

どうしてもノードのシェイプが変わるのが嫌だという方は、ノード固有のシェイプを無効にすることで今までのように四角いノードを使うことが出来ます。ネットワークビューに新たにメニューが追加されたので、ここから View -> Show Custom Node Shapes のON OFFを切り替えるだけです。

ノードリング

そしてさらにノードの上にマウスをのせるとリングが現れ、ここでDisplayやTemplateなどのFlagを簡単にセットすることが出来ます。Ctrl を押すとノードリングが半透明になるので、もしノードが隠れていている場合でも何のノードがリングの下にあるか分かります。

このノードリングもズームアウトした時だけ表示するなどの設定が可能です。このウィンドウを出すにはネットワークエディタで D キーを押すと現れます。

Info Windowの変化

今までは中ボタンを押し続けることでInfo Windowを表示してましたが、ノードリングの i ボタンをクリックすることで、長時間表示させておくことが出来ます。ネットワークエディタの他の場所をクリックすると自動的に閉じますが、左上のピンのアイコンを押して常に表示させておくことが出来ます。さらに情報が色で分けられ、非常に見やすくなっています。

さらにここでノードに対してコメントを入力することが可能で、コメントをネットワークエディタ内で表示することもできるようになりました。Houdini15.5まではコメント入れてもノードの名前の色が変わるだけなので、サンプルファイルにコメント入っていても気づかない人がほとんどだったのではないでしょうか・・・。

エラーや警告などの表示

エラー等の表示がノードの周りに表示されるようになりました。ネットワークエディタでDキーを押して表示されるNetwork View Display Options は設定が大幅に減少し、これらの表示を調整するだけにとどまり、他の設定は全てネットワークエディタのメニューへと移動しています。

ノード間のワイヤ

デフォルトでノード間のワイヤの形が直線のようになりました。Shift + S を押すことで Rounded の形に変更可能です。ちなみにショートカットを使うとネットワークビューの下に、どんなショートカットを使ったのが表示されるので非常に便利になりました。

さらにワイヤを Alt クリックすることでNukeの様にドットが作られてノード間のコネクションを綺麗に整理することができるようになりました。

ワイヤを複数選択できるようになりました。これで特定のノードだけ外したり別のノードに接続することが簡単にできます。

長くなってきたので次回に続きます