POP VOPで竜巻を作る2


どうも篠島です。前回に引き続きPOP VOPで竜巻を作ってみます。今回はVelocityの調整をしてみます。

 

 

今回のサンプルファイルです。
tornado_v2.zip

 

まずはPOP VOPの中身を見てみましょう。赤いノードが今回追加したノードです。前回も述べましたが、竜巻を作るにあたって下の3つのベクトルをメインに使います。

  1. カーブに沿って動くベクトル
  2. カーブの中心へ向かうベクトル
  3. カーブの中心を元に回転するベクトル

そしてそれぞれのベクトルにMultiply VOPを付けて強弱を調整します。そして最後にMix VOPで3つのベクトルの合計のベクトルと、1フレーム前のVelocityとどれくらい混ぜ合わせるかを決めています。計算した3つのベクトルを直でVelocityに流し込むと非常にぎこちない動きになるので、前のフレームのVelocityとブレンドしてやることで自然に見えます。

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一応説明しておきますが、VOPのノードのインプットを中クリックし、Promote Parameterを選ぶと、インプットに小さな突起が現れます。これをクリックするとParameter VOPだという事が分かります。突起をダブルクリックすると小さく収納されていたParameterノードが現れます。

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出てきたParameterノードをまた突起の状態に戻したい時はインプットを中クリックして Hide Input Node(s) を選ぶとノードが突起状に収まります。

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Parameter VOPはVOPノードのパラメーターウィンドウに名前の通りパラメーターを作ってくれます。ハイライトしたパラメーターが自分で追加したパラメーターです。これにより簡単に値を調整できます。

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さて、それぞれのベクトルの強さを調整し、前フレームのVelocityと混ぜ合わせた結果は下のようになりました。見事竜巻のように動いていますね。

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