今回はプロシージャルモデリングについての深い説明でした。
ある物体がその物体に見えるということは脳がそれを認識しているからで、ヒマワリの写真を見せられて、後から黄色い畑を見せられるとヒマワリの花畑かと思いきや実はデイジーの花畑で、黄色いヒヨコのオブジェクトが混ざっていたりと、要はディーテールがオブジェクトそのものでなくても、なんとなくそれっぽく見えていれば人の脳は特定のオブジェクトだと認識してしまうということを説明していました。
プロシージャルのの基本的な概念を説明した後に、具体的なサンプルとして木をLシステムを使わずに生物学に基づいたアルゴリズムを使って木を生成していました。生物学に基づいているので、たとえば木の横にBOXなどを置いて太陽光をさえぎったり、障害物を置くとそれを避けるように木が成長するという非常な高レベルなアルゴリズム作っていました。
他に鏡の枠にある文様のデコレーションのアルゴリズム、本棚に本を傾けてプロシージャルに配置するアルゴリズム、壁の塗装の劣化による剥がれなどの、数々のアイデアを説明してしていました。