どうも篠島です。前回は Edit Parameter Interface について軽く触れたので、今回はデジタルアセットの作り方を紹介します。

 

今回のサンプルファイルです。今回も竜巻で作ったサンプルを流用します。
digitalasset.zip

 

さて、まずデジタルアセットの作り方ですが、アセット化したいノードを選択し、サブネットワークを作るアイコンをクリックします。するとノードがサブネットワークの中に入ります。ここでサブネットワーク名を適当に変更しましょう。ここでは my_tornado と変更しました。パラメーターを見てみると何もありませんね。自分でパラメーターを追加していく必要があります。

 

そこで前回の記事で説明したとおり、Edit Parameter Interface を開きます。そしてサブネットワーク内部に入り、デジタルアセット上で表示したいパラメーターをがあるノードを選択し、パラメターをどんどんドラッグしていきます。

 

するとパラメーターが綺麗に表示されました。

 

そしたらサブネットワークを右クリックし、Create Digital Asset を選びます。

するとデジタルアセットの保存先を聞かれます。デフォルトでは自分のユーザーフォルダのなかのドキュメントの中に保存されます。このデフォルトにデジタルアセットが保存されると、別のシーンを開いてるときも自動的にこのフォルダがスキャンされ、デジタルアセットが使えるようになります。
デジタルアセットの保存先を決めたらAccept。すると、Edit Operator Type Properties ウィンドウが現れます。Edit Parameter Interface ウィンドウと似ていますが、別物です。Edit Operator Type Properties は何も変更せずにAcceptを押します。

 

すると、Tabメニューから自分が作ったアセットが呼び出せるようになりました。

メニューから Assets -> Manage Asset Libraries… を選ぶと、Houdiniにインストールされているデジタルアセット一覧があり、そこに先程自分で保存したデジタルアセットが表示されています。もし、デジタルアセットを消したい場合は右クリックしてUninstallを押します。

 

さて、デジタルアセットを自分のフォルダのドキュメントに保存しないで別の場所に保存すると、そのアセットはそのHIPファイル専用のアセットとなります。すると、Manage Asset Libraries… からアセット一覧を見ると、Current HIP File の中に自分のデジタルアセットが入っているのがわかります。なので、別の HIP ファイルを開いたらこのアセットは使えなくなります。

 

もしファイルとして保存されたデジタルアセットをインストールしたい場合は、Asset -> Install Asset Library からファイルを開くだけです。インストールする時に、HIPファイルだけにインストールするか、Houdiniのアセットライブラリの中にインストールするかを決められます。