今回は Dynamics and effects に関する説明です。
Dynamics and effects
新機能
- Solidシェルフの新しいConstrain Regionツールは2つのFEMオブジェクトがオーバーラップしている部分を結合します。これにより2つのオブジェクトを合成したり、オブジェクトがコンストレイントされた別のオブジェクトを引っ張ったりするなどのコントロールが可能です。
さっそく試しに使ってみました!オブジェクトの一部がいい感じにくっついているのが分かるかと思います。
- Solidシェルフの新しいVisualize Finite Elementツールは四面体に色を付け、エネルギーレベルや四面体 クオリティを可視化することができます。また一部の四面体を非表示にして内部の四面体を確認することもできます。
- Volume Optical Flow SOP はビデオのモーションからAdvectionフィールドを生成します。
- より早いBulletコンストレイントソルバー
- Use Parallel Constraint Solver は、プルダウンメニューに置き換わり、新しいソルバーか古いデフォルトのソルバーかを選択できるようになりました。古いソルバーは特定の状況(積み重なっていないラグドールなど)では上手く動作しますが、よく作成されるビル崩壊などの場合ではシングルスレッドになってしまいます。
- 新しいConstraint Network Visualization DOPはrelationshipやジオメトリサブデータを表現するガイドジオメトリを作成します。
改善
- コンストレイントネットワークジオメトリをrelationshipとしてではなく、サブデータとして含めることができます。
- Solver Tolerance パラメーターの追加により、シミュレーション結果がソリューションに近いと判断した場合は、ソルバーが計算をストップします。Bulletソルバーは、常にforce、torque、distance、angle アトリビュートを出力します。
- FEMソルバーは、フォースやコリジョン情報のアトリビュートを作成します。
- SolidとHybridオブジェクトは、計算されたマテリアルプロパティと分散ソフトコンストレイント係数を表示します。これは、マルチプライヤーアトリビュートを使っている時に有効です。
- Cone Twistコンストレイントのガイドジオメトリに新しいオプションを追加しました。
- Constraint Network DOP にDOPネットワークのインプットからジオメトリを参照するオプションを追加しました。
変更
- ODEソルバーとODE Configure Object DOPを削除しました。ODEは、Bulletソルバーに完全に置き換わりました。
- Bake ODE SOPは廃止となりました。複合シェイプのセットアップをするには、RBD object ノードの Create Convex Hull Per Set Of Connected Primitives パラメーターを使用してください。
- 廃止された Glue Network Constraint、Glue Network Relationship、Spring Network Constraint、Spring Network Relationship ノードを削除しました。代わりに Constraint Network を使用してください。
- 廃止された Glue Pieces SOPを削除しました。代わりにConnect Adjacent Pieces を使用してください。